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ハーレクイン(ロマンス小説)の勧め 2002.7.11〜
8/13作成
このシリーズは、2002.7/11〜8/13の間、当時あったトップページの「店主メモ」に連載したものをまとめたものです。
1.はじめに
2.ハーレクインって何だ?
3.ハーレクインロマンスの効用
4.リンダ・ハワードを読んで (その1)
5.リンダ・ハワードを読んで (その2)
6.ハーレクインの客層
7.ハーレクインの読書量
8.ハーレクインの購入価格
9.ハーレクインを読み始めるには? (その1)
10.ハーレクインを読み始めるには?(その2)
11.ハーレクインの種類いろいろ
12.あなたもハマるハーレクイン
はじめに!と、かしこまるほど長期化するつもりはないが、一応これから書かなきゃ気がすまない。
以前「本を高く売る方法」を書いたときのように、今回も「過去の店主メモ」とは別に項目をつくりまとめていくことにする。
数回で終わるシリーズの予定なので、しばしお付き合い願いたい・・・
それでは、なぜ「ハーレクインの勧め」を書こうと思ったのか。
それはもちろん、当店で販売しているから。
・・・・・でも、それではちょっと打算的すぎる。
それにこのシリーズを書いたからといって、そう売上げが伸びるとも思えない。
じつは、もうひとつ理由がある。
ハーレクインを読んでいる女性は幸せそうなのである。
もちろん、不幸のどん底のなかで読まれている方もいるかもしれない。
だけど、多くの人が喜んで買って読んでいただいている・・・と思う。
その反面、いまだ読んだことも見たこともない人たちも多いことだろう。
そんな方々には、人生の大きな楽しみのひとつを知らずに、悶々と過ごしている人もいるのではないだろうか。
そう思うと、ひとりでも多くの人に知ってもらわねばならない、という使命感が湧き出てきた。
実は、夜、寝ているとお告げがあったのだ。
・・・もちろんウソだけど。
とはいえ、なんせ店主のおじさんが書くこと・・・
このロマンスファンには、かなりのツワモノが多い。
何か間違ったことを書いたり、「なによ、それ。そんなんじゃないわよ!」なんて横槍を入れたくなれば、掲示板にでもつっこんでほしい。(最近、掲示板も寂しいし・・)
それと、話の中で、「ま、これは私のことかしら。」という部分がもしあったらお許し乞う。
いや、きっとあるだろう。 もう頭の中ではあの話はぜひ書かなきゃ、というのもあるから・・・
先にお詫びしておこう。「使ってごめんなさい。」
それでは、3日ごとのアップで進める予定なので、どうぞよろしく。
「ハーレクイン」といっても、知っている人は知っているが、知らない人は知らない。
いったい何なのか? それは出版社の名前である。 株式会社ハーレクインという。 その会社が恋愛をテーマにしたロマンス小説を発行しているのである。
いうなれば、ジャンプコミックスの「ジャンプ」みたいなものだ。
いや、違うか・・・。 で、あれば集英社と言わなければならないか?
まあ、そんなこたあどうでもいい。
そう、ハーレクインとは恋愛小説なのである。ラブストーリーの本なのだ。
正確には表現が間違っているかもしれないが、単純にそう思い込んでも、そのため人生、失敗するとは思えない。だから、そう解釈してもらっていい。
ロマンス小説は、いろいろな出版社から出ているが、量から見てもその代表格はやはりハーレクインだろう。だから、このHPのなかでも、ハーレクイン=ロマンス小説、のような書き方をしている。
大きな間違いってわけでもないだろうから大目に見てほしい。
ここではそれだけわかってもらえば充分だ。 詳しく知りたい方は専門のHPなどもたくさんあるので、そちらにお任せしたい。
どうせ、ここでいろいろ書いても「猫に小判」・・・ではなく、「釈迦に説法」だろうから・・・ タハハ、えらい違いだ。
と、ここでふと思い当たったのだが、さて、当店のこのHPを見ていただいている方で、ハーレクインをご存知ないという方はいったいどのくらいいるのであろうか? おそらくは少数ではなかろうか?
そう思うと書いているペンが、いや指が止まる。
ロマンスファンの方々を相手に、わざわざ恥を書き綴っているのではなかろうか?
パソコンの奥でニタニタ笑われているような気もしてきた・・・
いや。 いや。 いや、いや、いや、いや。
まだ、読まれたことがないあなたお一人が、これを機会に、幸せな気分になれる方法のひとつを知ることができればそれでいいのです。
それでは次回は、あなたお一人のために書くことにしよう。
どうしてハーレクインロマンスを読むのか?と、問えば、どんな答えが返ってくるだろう?
「おもしろいから。」 「感動するから。」 「軽く読めるから。」 「スカっとするから。」 「ひまつぶし・・・」
いろいろあるのであろうが、本の案内のなかでは、「一服の清涼剤」とある。
当店のお客様からは、「ストレス解消」と言われたこともある。
ハーレクインロマンスの結末は、どれもハッピーエンドで終わる物語となっている。ヒロインがどんなに苦しんでも、どんな苦難な道であっても幸せになれる物語なのだ。
つまりは、水戸黄門みたいに、ラストの爽快さが満足なのかもしれない。
水戸黄門が最後に「この印籠が目に入らぬか!」と発する言葉と、ハーレクインの終わりで言う「結婚しよう!」という言葉は同意語なのだろう、と店主は思う。
読み終わったときに感じる爽快さは、忙しい仕事を終えたときにタバコを一服し、「ハァ〜っ」と煙を吐き出したときの、ひとときの幸福感みたいなものにも匹敵するのではないか?
もしかすると、夫婦ゲンカをしていてもハーレクインを読むと優しくなれるかもしれない。
男性諸君が、彼女や妻に頼みごとをするときは、この読み終わった一瞬がチャンスだろう。まだ現実を把握しきれていない、目を半分閉じたまま、かすかに口を開いている、夢心地のそのときを逃してはいけない。
え? たかがおじさん店主に何がわかるか、って?
「ヘヘン!」
「何をおっしゃる、お客さん。」
この私も読んだんですよ、そのハーレクインを!
そう、かの有名なリンダ・ハワード「マッケンジーの山」を!
その話はまた次回・・・
リンダ・ハワード作「マッケンジーの山」。
ついこの前まで、ハーレクインのプレミアの代表格のひとつであった商品である。
定価670円のものが、なんと1万円以上の値段で取引されていた。
(少し前に復刻版が出たようで、今は落ち着き気味だが。)
ハーレクインは、発売後3ヶ月すると廃棄処分されるらしい。
原則として、同一のものは再版されないという、読者にとっては何ともくやしい、古本屋にとってはなかなか喜ばしい側面がある。
さて、このプレミア品が入荷したとなれば、やはり読まずにはおれまい。
何ゆえにそこまで人気があるのか? その秘密は?
物語は、29歳の女性高校教師が閉鎖的な町にやってきて、そこの山中で生活するインディアン系の男、「ウルフ・マッケンジー」とのラブロマンスである。
これから読まれる方のために詳しくは書かないでおこう。
元来、外国小説はSFくらいしか読まなかったし、もちろんロマンス小説なるものも読んだことはない。
だから正直、初めは違和感があり、とっつきづらかった。
というよりも、書き出しのプロローグ部分、それも最初の1行から「なんじゃ、こういうのがヒーローかい?」と思うような書き出しだったから、とまどってしまった。
「これがハーレクインかいな。」って。
どうにも途中までヒーローのイメージをつくるのに苦労した。
どんな書き出しだったか・・・?
やっぱり書かない。
が、半ばあたりからようやく物語に"慣れ"てきて、「ほう、ほう・・・」と溶け込んできたのが、ヒーローの過去が明かされてきたころ。
元特殊部隊!とな? ロマンス小説に、そんな人物が登場するんかいな?
じつは店主はそういう言葉に興味がひかれる。「超」とか「特殊」とか「陰謀」とか・・・
そんななか、暴行事件がおこり、「ウルフ・マッケンジー」に疑念が・・
後半にさしかかると、今度は犯人は誰だ!というサスペンス的な展開になり、ヒロインが真犯人から狙われそうになって・・・ と、物語に惹きこまれていく。
もちろん柱はラブストーリーであることには変わりはない。
そして、最後はお約束のハッピーエンドと相成る。
けっこう詳しく書いた。・・・ごめん。
さて、これを読み終えた感想は、次回にしようか。
「マッケンジーの山」を読み終えた感想・・・
一言でいえば、うん、なかなかおもしろかった。洋画の映画を見たような印象だった。
前回の店主メモを読まれて、やっぱり読んで見たいわ、と思われた方がいたとすればうれしい。
ラブロマンス物という先入観があったので、心の動きだけを追うような、心理描写を中心とした物語だろうか、と思っていたが、想像以上にストーリーの展開がけっこうおもしろく、サスペンス小説にやや近いものを感じた。
(たまたまこの物語だけがそうだったのかもしれないが。)
緊迫感のあるスリリングな展開も味わえたし、伏線として、人種差別問題などがドーンと横たわっているのも感情移入ができて何やら心地いい。
それと、やはりハッピーエンドの結末が約束されている安心感がある。
ただ、男性読者としてはアクションシーンが少ないのが物足りない。それにヒーローはしゃべりすぎないほうがいい。
暗い過去がある男は、"寡黙で強く、影があるもの"
と、だいたい相場が決まっているのだが・・・。
だが、それではロマンス小説らしくなくなるし、別に男の意見などどうでもいい。女性対象となればやはり女性が好む路線でいいのだろう。
でも、何かもったいない気もする。もう少しひねれば、男性読者層にも受ける要素は十分に感じた。
いっそのこと、ハーレクイン・メンズ、などといった男性読者を意識した実験シリーズなど作ったらどうか?だめか。
それと、濡れ場シーン。(えらい古い表現?)
男女のからみである。
恋愛小説には欠かせないのだろうね。予備知識として、けっこうハードだということを耳にしていたが、大人の読み物としてはこんな程度かね。
本のシリーズによっても程度の違いはあるようだが、西村寿行、勝目梓、などハードボイルドなんてのもお約束のようにからみがあるし・・・。
読み手によっても個人差があるので一概に言えないが、ようは"慣れ"なんだろうね、こんなものは。
正直いって、読み終わってからちょっと時間が経過しているもんだから、あまり印象にもに残ってないのだけど。
なんにしてもストーリーが、まずまずしっかりしているから、読み終わった後も「ああ、よかったねー。」と思える満足感があるのがいい。
ハーレクインにハマっていくひとつの要因として、姉妹編ともいうものがある。
例えばこの「マッケンジーの山」で登場した脇役が、今度は別の本で主人公となって物語が展開していくというもの。このような本をスピン・オフというらしい。
こりゃあ気になって読みたくなるだろう。
そうして、どんどん深みにはまっていくのがハーレクインのようだ・・・
ハーレクインの販売を始めてからいろんなことがわかってきた。
そのひとつは読者層の広さ・・・ ネット販売の場合では、お客様の年齢など知りようもないが、店舗では直接対面販売であるからそれがわかる。
以前は、ハーレクインというものは、ヤングOLや若い女性が読む読み物だと勝手に想像していた。ティーンズ小説のやや大人版みたいなものとというイメージがあった。
が、それが間違いであることに気がついた。
実際、店舗での購入客は、20代後半から70代に至るまでかなり幅広い層である。それも年配の方々のほうがはるかに多かった。
失礼な話だが、こんなに腰が曲がったおばあちゃんもお読みになるのか、と驚いたこともある。
だが、残念ながら?まだ男性客に販売した記憶はない。
余談になるが、常連のお客様のなかに、いまにも倒れてしまいそうな高齢のおじいさんがいらっしゃる。 ときどきお寄りになるのだが、「お〜痛い〜。」
とか、 「う〜ん・・・」
とか言いながら突然座り込まれたりする。
「あ!ヤバイ
!!」と思って、一歩レジから出てみると、なんと、そのまま座り込んだ状態で本を選ばれているではないか!
こちらはその都度、「このままここで倒れられたら、あーして、こーして、」と最悪を想定したシミュレーションを頭の中で繰り返している。
最後にはしっかりサスペンス物を数冊買っていかれるが、店を出られたときには、今日も無事にお帰りになったか・・・と、いつも大仕事を終えたように安堵しているのだ。
本が好きでならば、男でも女でもかなり高齢になっても本は読めるようである。
ハーレクインがここまで広い読者層を持つということは、それだけの魅力があるということに他ならない。長く愛されているひとつの証明だろう。
女性は、やはり生涯夢見るヒロインなのか。
けっこうなことだ。状況が許されるなら、いつまでも夢を持っていてほしい。
ただ、くれぐれも物語のヒーローと、身近にいる男性とを比べないでほしい、と節に思う・・・。
前回はちょっと脱線しすぎた気がしないではない。
テーマはハーレクインの勧めなのだ。
前回は、ハーレクインを読む"読者層の幅広さ"について述べたが、今回はそのハーレクインをいったいどの程度読まれているのか、その量について少し触れたい。
ネットのお客様なかでも何十年来のHQファンというお客様がいらっしゃる。 読まれた本の量となればすさまじいものになろう。
毎月2回、当店のHPでは商品を追加更新しているが、更新ごとに10冊以上のご注文をいただくお客様もたくさんいらっしゃる。 あ〜ありがたや、ありがたや・・・今も頭を下げながら書いとります。m(_
_)m
つまり、単純に考えて、1〜2日で1冊は簡単に読めることになる。
月に20冊読んだとすれば、1年で240冊、5年も続いたら1,200冊、10年だと2,400冊、腰が曲がるまで読むと・・・
これを金額に換算するのは怖くなるから止めよう。
当店のお客様のなかにも、実際、ついには蔵書保管のためのハーレクイン部屋を作ってしまったツワモノもいらっしゃるのだ。
つまり、一度ハーレクインファンになると、長い期間相当な量を読むことになる可能性を秘めている、ということになる。 ひらたく言えばドツボにはまるのだ。
ハーレクインというものは、それほどのものらしい。
それほどのものをご存知ないとすれば、あなたは不幸なのかもしれない。
が、それだけ読まれているのであれば、もう少し新刊が大量に置かれていてもよさそうだが、おおかたの本屋では細々と売られているように感じる。
いろいろ理由はあるのだろうが、かなりハードなファンがいる反面、多くの人には読まれていないってことだろうか?
広く浅く読まれるのではなく、狭く深く読まれているのではないか?なぜか?それはまだ知らない人が多いのではないか、と店主は思っている。
いや、知ってはいるが、一度も読んだことがない、食べず嫌いの人も多いのかもしれない。
だからこそ、このシリーズを読んでひとりでもファンが増えていけば、ロマンス小説全体が活況を呈し、ひいてはまきハウスの売上げが伸び、店主も豊かな生活が送れ、みんなも幸せになれる。
う〜ん、遠大な計画ではないか。
もうひとつ、ハーレクインの魔力を量る上で、購入価格から見てもおもしろい。
新刊で購入する場合には定価600〜700円程度のもので、もともとそう安いものでもない。古本だと、通常100円〜400円程度が一般的だが、それが人気本になると大変な値段になることだってあるのだから驚きだ。
ハーレクインを読み始めると、お気に入りの作家や、スピンオフのシリーズなどをどうしても読みたくなってくる。(らしい。)
そうなれば、新刊は3ヶ月で廃棄処分されるため、以前の読みたい本は古本を探すしかない。それが人気作家のシリーズであれば求める人も多い。となると当然、需要と供給の関係で価格は上がる。
・・・ここまでは理解できる。
問題はその価格である。
例えば定価600円のものであれば、古本で状態がよければ半額程度で売られていることが多い。ところが、数年前のものでも手に入りづらければ、定価どころか、数千円、あるいは1万円前後でも購入して惜しくない、と考える人が少なからずいる。
オークションで取引されている価格を参考に見ても、数千円はざらだ。
それだけおもしろいということの証明だろう。
たまにオークションで高値入札が入っているものが、当店で販売しているときには教えてあげたくなる。「そんな高いもの買わなくたって、うちではもっと安い価格で売ってるよ〜んって。」
そういえば、以前、ネットのお客様から
「足元を見るような価格設定はなるべくしないでほしい。」
といったご意見をいただいたことがある。
誤解しないでほしいが、当店の価格が高かったということではない。逆だ。
ほかにそんな店もあったので、そうならないでほしいというご意見なのだ。
何ともありがたいではないか。
この価格設定のテーマについてはまた長くなりそうなので詳しくは書かないが、できるだけご期待に添うべく努力したい。
余談であるが、以前、中学生だった娘にそんな価格の話をしたことがある。 そうすると、
「じゃ、お父さん、どの作家の本が高くなるかを書いといてよ。よその古本屋で探して買ってくるから、それ売って!」
と、実際には博多弁で言ったので、「ほい、ほい。」と、数人メモしてあげておいた。
そうしたら後日、ブック・○○から本当に買ってきたではないか。
それが売上げに貢献してくれるものだったら涙の親孝行話だが、いまどきそんな孝行話はなかなか聞くことが少ない。
むろん自分の利益のための行動である。しかも、その原資は親に借りるという、恐るべき商売根性の持ち主のようだ。
リンダ・ハワードだかノーラ・ロバーツだったか忘れたが、買ってきた本をついでにオークションに出してやったら、結局、300円で買った本が350円で売れた。
何件か回ってけっこう苦労して見つけたようだが、その労働力が50円だということで複雑な顔をしていた。これで少しは親父の苦労がわかったかもしれない。
だが、手間だけかけて、ただ働きをした店主が一番あわれなのだ。
余談が長くなったが、そういうことで、(どういうことだ?)このシリーズも、そろそろまとめに入っていくことにしよう。
ここまで書いてくると、「一度読んでみようかしら。」
と、ふっと心が動いた方もいるだろうか?そうだとしたらうれしい。
案外、男性諸君が
「おもしろいかも・・」
と密かに興味を抱いたりして・・・
いいではないか。昨今、精神的にも男女差がなくなってきている現代、不思議なことでもない。それに男が読んでも逮捕されるわけでもないし、女性陣に占有させることもないのだ。
ハーレクインを読んでる男は
「イケてるゥ」
と言われる時代も近いかもしれない。
そうさ。 時代の先端を行くのだったら今なんだよ。
そんな方々に「まきハウス流 読み始め方」を指南しようではないか。
いや、そんなたいしたもんではないから、タダだからって何も遠慮することはない。
ハーレクインは種類が多い。10種類以上ものシリーズがある。選ぶにも大変だろうが、逆にそれだけ自分の好みのものを見つけられる確立も高くなろうというもんだ。
いろんなものを、じっくり時間をかけて探すのもいい。しかし、初めて買うときには、迷うばかりで決めかねる恐れもある。
余談だが、店舗でのハーレクイン購入客は、平均して他の本より選ぶ時間が長い。
それもかなり・・・
当店のように小さなお店では、レジに座っている以外にいろいろ作業もあるのだが、まあ、ハーレクイン客はほぼ確実に買っていただけるからまだいい。
裏表紙の 「あらすじ」
だけでなく、中身まで読んで選ばれるのだろうか?ハーレクインに限ったことではないが、他の小説などもある程度読んでから選ぶ方も多い。
「そんなの、当たり前じゃないの!」
と、思われる方も多いかもしれないが、店主はほとんど中身は読まずに、紹介文や簡単なあらすじだけで選ぶ性格なもので、なんとも不思議だ。その場で読んだらもったいないではないか!
お金を払ってから腰を据えてからその世界に入りたいと思う。そんなアホなことを思うのは、店主だけだろうか・・
さて、それでは話を戻して、ハーレクインの読み始め方・・・
(やっとかい)
まずは古本屋へ足を運んでみることから始めよう。
・・・・・・
申し訳ない・・・
どうも、また余談が長すぎて、適当なところで終わらなくなった。
最近は余談だらけになってきたようにも思う。
続きは次回に回そう・・・
まきハウス流 「ハーレクイン読み始め方」
だ。
まずは、近くに古本屋があれば足を運んでみよう、というところまでだった・・・
ふつうの総合的な古本屋だったら、どこか小説棚の一角にハーレクインコーナーがあると思う。ないかもしれない。なければすぐに別の古本屋へ向かおう。
そんなところで時間をつぶして、別な本でも買ってしまったら最悪だ。
「今日はこれでいいわ。」
と満足でもされたら、ハーレクインのことなんかしばらく忘れてしまうだろう。だから、もし、まきハウス以外の店に入ったりしてそこになかったら、すぐに出たほうがいい。
次の店にたくさん種類が並んでいれば、今度は恐らく選ぶのに迷うと思う。
その場合、まず茶色っぽい表紙の「ハーレクイン・ロマンス」というものを見てみよう。
なぜそれか? 店主の勘だ。
もともとよく知らないから理屈などない。一番量が多いし、ハーレクインの代表格なんだろう。それに、ハーレクインのオフィシャルな紹介でも
「ベーシックなロマンスシリーズ」
とある。
そら。理屈などない、と言ったが、ちゃんとスジが通っているではないか。
そして、そこに100円のコーナーがあればそのほうが無難だ。本の裏に簡単なあらすじが書いてあるから、気に入ったものを探そう。本好きならば、そのあらすじを読んだだけでも買いたくなってくるはずだ。
ここでは、まだまきハウスに注文してはいけない。好きかどうかわからないものを、送料まで出してリスクを犯すことはないのだ。
100円の本1冊だけでもいいから気に入ったものを買ってみよう。
ただ、なかには本屋でハーレクインを買うのは抵抗がある人も多いと聞く。 セクシーな描写も含まれているのではずかしいという心情が働くのだろうか?
周囲はまったく気にしていないと思うのだが・・・というより、知らない人間も多いのではないか。
そうはいっても、人の感情だからいたしかたない。
どうしても書店まで行けないそういう人は、当店のリストから適当に選んで注文してみてもいい。
まきハウスから購入するときは、見栄をはらずに100円のものでいい。1冊だけでも送料は200円前後かかるが、それは電車代だと思えば納得できる。ご注文時に何かコメントでも書いていただくと、店主は100円1冊でもさらに気持ちよく送れる。
また余談だが、当店の100円本には当たり外れがある。文句なしに状態が悪い100円本と、サービス品の100円がある。「並」か「並下」の100円が狙いどころだろう。
そうして数冊試し読みを試みて、それがおもしろかったときには「さすが店主様のおっしゃったことに間違いはなかったわ。」
と思っていただきたい
イマイチ気に入らなければ、「あの店主は、私が感動する本に出会うまで試しているのだわ!」
と思えばいい。
今回のテーマは、ベテランファンの方からすると、いろいろ異論も多かったかもしれない。
「そうじゃないでしょうが!あれを読まなきゃ、あれを!」
とか、「何で、これを紹介しないのよ、もう。」
とか、イライラされてるのが見える。そんなときは即、店主にメールだ。遠慮はいらない。
さて、本来なら、次回で最終回のつもりだったが、もう一話、間に入れよう。
もう少しだけお付き合い願いたい・・・
古本屋でハーレクインの基本形を確かめたら、徐々に幅を広げていこう。
ハーレクインは、種類によってかなり内容が違うようだ。
初めからまた余談で申し訳ないが、この項目をアップする直前に1通のメールをいただいた。
「こんな分野のハーレクインもあるから、ぜひ読んでほしい。」
というコメントをいただいたので、「どんな本でしょう?もすこし詳しく教えておくれ。」
と問いかけていたら、その回答をいただいたのである。
かなり具体的に詳しく書かれていたが、そこには、店主の想像をはるか越えたハーレクインの世界が存在していた・・・
その方には特に
「書くよ!」とは言ってなかったので今は書かないが、一言でいうと、(書いてるじゃないか!)
こんな許せないひどいヒーローがたくさんいるのですよ、ということを訴えられたのである。
店主は素直だから、そのまま驚いた。そんな傲慢なヒーローなんかもいるのか?って・・・ その方が言われるのはそれだけではない。その本を店主に読め!とおっしゃるのだ。
確かにその話を聞けば、「マッケンジーの山」
を読んだだけで、「どうだい!」
とばかりにこのシリーズに書いていた自分がはずかしくなった。
なんにせよ、これまで店主としては、試し読みだけだったのが、今度は義務になったわけだ。機会があったら、また読書感想を発表するかもしれない。そしてまた後で恥をかくことになるだろう・・・
店主がそんなふうだから、そろそろあなたがたはもう店主の手を離れ、いろんな種類を試してみるといい。そう、独り立ちの時期だ。
新刊もいい。新刊は、月に2回刊行されている。なかでも、「今月のおすすめ!」という帯がついたものがあり、まだ読みたい作家やシリーズが固まっていないならば、ぜひ買ってみよう。なんせ、本場の"おすすめ"
なのだ。
6〜700円と、チト痛いかもしれないが、新刊もたまには買ってくれないと困る。新刊が世の中に出回らないと、古本は存在しない。初めから古本だった、という本はないのだ。出版不況のなか、古本屋だけがウハウハ儲かるわけもない・・・
新刊を2冊、古本を4〜5冊、しめて月に3,000円・・・始めはそのくらいの予算でどうだろう? 何とか毎月3,000円を捻出しようじゃないか。
あの作家の本は買いたかったのに逃してしまった!というなら、古本だ。最近のものは入荷もしやすいから、まきハウスで網を張っておいてもいい。当店になければ他の古本屋でもいい。ちょっと悲しいがガマンしよう。
そしてここまでくれば、もうそれだけでは物足りなくなるだろうから、このあたりから古本を数冊、数十冊まとめて購入すればいい。古本をネットで購入するなら、まきハウスでないとダメだ。と、言いたいが、仲良くなった同業者もいるから堅いことはいわない。
ネット店舗を2〜3店目をつけておいて巡回したらいいだろう。そうすると、結構ほしいものが手に入るのかと思う。売り手も他社と比較されたら努力する。そうしていい店が増えてくれば、全体の買い手需要も増えていくというもんだろう。
どうしても、ほしい本が見つからない場合には、楽天やヤフーオークションなどで検索してみるのもいい。当店で探し物として依頼するよりも、はるかに確率が高いだろう。そのかわりに、ある程度の出費を覚悟しないといけない。
世の中うまく出来ていて、何かを得ようとすると、それなりの代償、犠牲を払わなくちゃいけないようになっている。ほどよい慾にとどめておいたほうが楽かもしれないよ。
さて、さて、さて、惜しまれつつ、いよいよ次回、最終回とします。
気がつくと1ヶ月のロングシリーズになってしまった。これでひとまず最終回となる。
ときどき、「読んでますよ〜!」
とのおだてのコメントをいただいたおかげで、予定よりすこし長編になってしまった。 ありがたいものだ。 ううっ!(涙)
さて、それでは最後のテーマを語ろう。
店主が、過去見てきたお客様層から考えると、ハーレクインにハマる人の人間像が見えてきた。その条件は次の項目に入るお方だ。
- おおかた25歳以上の女性である。
- ほかの小説を読むのが好きだ。
- 昔、(今も) 少女まんがをよく読んだ。
- 洋画を観るのも好きだ。よく感動する。
これがすべて当てはまれば、95%の人がハマるはずだ。店主の目からすればまず間違いない。残りの5%のは天邪鬼の人、ひらたく言えばひねくれ者だ。好きな異性の前でわざと無視するタイプである。読みたいくせにバカにするのだ。
そんなときには、知らぬふりをして、本を置いておくのがいい。一人のときに、2〜3回あたりを見回し、間違いなく誰もいないのを確認してから読むことだろう。
HQファンの皆さんもハーレクインに出会うまで、いろんな経緯を経てこられたことだろう 読む前から好きだった、などあろうはずがない。それぞれにきっかけも違うはずだ。一度皆さんに聞いてみたい気もする・・・
どういうきっかけで読み始めたのか、なぜハマってしまったのか・・・
でも、ハーレクインファンの方はシャイだから、なかなか表面には出ない。 掲示板などに書いてくれ、といってもとんでもないのかもしれない。それでもいい。いつか個別に教えていただこうかな。
さて、これまでハーレクインを知らなかった方も、少しは興味を持っていただいただろうか。
これで一応の終了とするが、連載途中でもいろいろ貴重な話も聞けた。ご意見も賜った。いつかまた、違った形で何か書ければいいなと思っている。それまで、このいたらぬ店主にさらに教えを賜りたい・・・
売り手の立場、また男の立場から書いた今回のシリーズは、物足りない部分も多かったことだと思う。そんな方々に、ひとつのサイトを紹介しておこう。このサイトを見ていただければかゆいところへも手が届くと思う。
Harlequin's
Fans! という。
ハーレクインについて深く語られているので、理解も深まるはずだ。
最後に、このサイトの中で語られている一節を紹介して、このシリーズを終わる。
どうもみなさま、長期間ご清聴ありがとうございました。
ハーレクインは、途中にどんな困難な展開が待っていようと、あなたにハッピーエンドを約束してくれる、読んでいて安心な恋愛小説だ。
無機質な毎日に、ちょっとしたエッセンスを与えてくれる。
安心して、リラックスしながら、しばし夢を見よう。
準備は簡単。
リラックスできるお気に入りの椅子と、冷たいジュースか温かい飲み物を用意しよう。
そしてあなたのとっておきの一冊を・・・
(サイト管理者、掲載了解済み)
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