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2006上期 ザ・ベスト投票
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投票された作家、およびタイトル (作家あ〜順)
■ 内容のコメント
清らかな背徳 アン・スチュアート (MIRA文庫)
アン・スチュアートのヒーローは一見すると「美しく危険なワルでヒロインには絶対にふさわしくない存在」…でも実は「ヒロインを幸せにできる誠実で素朴なベストガイ」なのです。
そして一見ヒロインにとって危険な存在に見えるヒーローが実は「正義の味方」であるということを物語の中で浮き彫りにしていく為に、ヒーローとヒロインの間にとんでもなく邪悪な悪いヤツを登場させます。
ヒストリカルであるこの作品は、なんとその邪悪で極悪非道なダーティマンを歴史上の人物にしてしまっているのです。
わたくしは不勉強でイングランド史をよく知らないのですが、「彼」はこんなに悪いヤツだったのか…と愕然としてしまいました。
…NHKの大河ドラマと同じで、これは脚本家さんの想像とデフォルメなのでしょうか…けっこうショックでしたよ…
いやいや、けっして、この作品がワーストであると申しておるのではありません。
ヒロイン・ヒーロー・サブキャラクター…すべての登場人物の心理描写や人間関係がよく描かれていて、秀作だと思います。
「薔薇の名前」なんていう作品もありましたが、時代劇とミステリー・サスペンスって、しっくりくるモノなのですね。
罪深い契約 アンナ・デパロー
D-1078
何気なく古本で入手したところ、これが大当たり!!
少ないページ数ながら、ドラマティックで胸がキュンとして・・楽しく読めました。
<以下ネタバレ>
親友の兄に心惹かれているヒロインが、いいです。
そしてホイッタカー兄弟達のユーモラスなやりとりは最高♪(スピンオフ刊行切望)
クインティンがリズと二人きりで親密な雰囲気になる度に、何かしら邪魔が入り、
「家にはマザー・テレサ、会社にはそのブリッジ仲間、まったくどこにでも
”ホイッタカー夫人パトロール隊”がいる」
と彼が嘆いているのには、吹き出してしまいました。
クインティンがリズに「ハンキーとパンキーが謝ってる」と言えば
彼女は「手錠をかけたらどうかしら。でもかえって喜んだりして」
と返すといった具合で、こちらまでつられて大笑い。
アンナ・デパロー
は未知の作家でしたが、すっかりファンに(o⌒.⌒o)
プロフィールを見ると、『執筆活動をしながら、弁護士として働いている』のだそうで、
『本作品がデビュー作でロマンティックタイムズ誌の2003年新人賞を受賞した』とありました。
今後、彼女の作品が邦訳出版されるのが楽しみです。
シルクの言葉 イアリン・セントクレア
(D-126)
何度読んでもヒーロー・デュークの魅力にクラクラしてしまう、大好きな一冊。
最近、 S・ブラウンの昔の名作が次々と刊行されるようになりました。
再販だけでなく、”幻の名作、遂に初邦訳!サンドラ・ブラウンのロマンスの原点がここに”
なんていうのもアリで、ファンとしてはまことに有難く、喜ばしい限りですね。
この作品もそのうちに再販されるのではないでしょうか?(新訳だったら購入してしまいそう)
情熱に焦がれて ヴィッキー・L・トンプソン
BZ- 28
テンプテーション並びにブレイズの休刊は残念・・・
ヴィッキー・L・トンプソンの作品がもっと読みたいです。
失意の向こう側 エリン・セントクレア
(N-192)
サンドラ・ブラウンは、文庫で次々と出版されるロマンティック・サスペンスも
いいけれど、ロマンスの点では(80年代に書かれた)HQ作品に勝るものなしでしょう。
こちらはまた一段と・・・ウ〜〜〜ン・・・・・・・・・・濃いです(笑)
運命のモントフォード家T、U、V キャンディス・キャンプ
「黒い瞳のエトランゼ」T
「盗まれたエピローグ」U
「追憶のフィナーレ」V
「黒い瞳のエトランゼ」が最後まで飽きさせない展開で一番面白かったです。
Tで使われていた背景や設定がU、Vで活きてくるので、三部作全体で楽しめる作品だと思いました。
私を見つけてくれた人 ケイト・ホフマン (T-292)
明るい気持ちになりたい時には、コミカルなケイト・ホフマンのテンプテーションを読むに限ります。
中でもお気に入りはタイムトラベルものの本作品 (^-^)
ささやく水 ジェイン・アン・クレンツ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
ジェイン・アン・クレンツで「この一冊」を選ぶとしたら、私にとっては「ささやく水」です。
このような秀作があるから、HQ社の新書だけでなく文庫ものもチェックしておかないと損するゾ…と思います。
ジェインの「シアトル物」の中でも最高傑作といえるのではないでしょうか。
オシャレなロマンティックサスペンスですが、ヒーローが東洋文化を知る武道家という設定なので、よりグローバルな思想と発想(「環太平洋の発想」だそうです)が、いやみなく語られています。
さすが、大ベテランのジェインさんです。
親密な契約 ジェシカ・スティール (R-1797)
ジェシカ・スティールものは数多ありますから、全部読んでみたいという願望はあるものの、コンプリートはとても無理ですね。
それでも、みつけるたびに、こつこつと集めては一生懸命読んでいます。
そして、この「親密な契約」が今のところはジェシカものでは最も印象深く、好きな作品です。
その理由は「ジェシカ物の黄金のパターン」から少しはずれたストーリーだからです。
(どうはずれているかは、ぜひ読んでお確かめになっていただきたい!!)
そして黄金のパターンからはずれているがゆえに、ドキドキして読んでしまうシーンが目白押しであることです。
いつもだったら「ここまで」なのに…え〜〜っ!!うそ〜!!!っと、予想を裏切る展開に…
やはり、恋はスリリングでないと!!って事ですかね。
ジェシカ・スティールの描くヒロインでよく登場するのは、外見は「菫色の瞳にブロンドヘア」が多いような印象があります。
黒い瞳と黒髪だらけの東洋人しか周囲にいない私たちにとって、この「菫色の瞳にブロンドヘア」はまさに『超☆魅力的なうらやましいルックス』の典型でしょう。さらに長身でほっそりとしていて、肌が「真珠のようにきめ細やかでクリーム色」とくれば、もうミロのビーナスの黄金比の美しさにも匹敵する、いい女の典型といえるのではないでしょうか?
(ここまで語っておきながら、たいへん申し訳ないのですが、実はこの作品のヒロインはブロンドですが瞳の色は茶色です。しかし…美しきヒロインであることは確かでございます)
炎の街 ジュディス・ダンカン
(S-204)
テーマが重く、決して生易しいお話ではないのですが、
主人公の心情が丁寧に描きだされていて、読んだ後いつまでも心に残る素晴しい作品です。
あなたがいたから スーザン・エリザベス・フィリップス ライムブックス
ここ半年間で一番のヒット!!
冒頭から引き込まれてしまうストーリーの面白さ、
個性的でバラエティに富んだ登場人物の面々、温かな家族愛、
秀逸なサブストーリー、泣けるエピソードの数々、読了後の満足感、
どれをとってもマイ・ベスト☆です。
あなたがいたから スーザン・エリザベス・フィリップス ライムブックス
(同上)
まきまきHPの掲示板で、皆様から絶賛されているSEPのシカゴスターズシリーズの第3弾。
いままで読んだSEPもので、自分としては最もよかったな…と思ったので投稿しました。
まずは、ヒーローのキャル・ボナーが大変気に入りまして…いいですよね(*^_^*)キャル☆
アメリカンフットボールの最高峰NFLで成功した選手達がヒーローとなっているこのシリーズは、ヒーローの一挙一動を通じて、一見華やかなプロスポーツ選手の光と影についても刻銘に描いてあり、この点がSEPものの必須テーマである家族愛と共に、ストーリーに陰影を与えているところです。
プロスポーツの世界はビッグビジネスでありまして、志した選手は、どの競技も激しい競争と過酷なスケジュールに耐えうる強靱な肉体と精神力・そして並外れた運動能力を引き出すための優れた頭脳の持ち主だけしか生き残ることができません。
上記のような世界で成功するからには、選手達はみな『選ばれた人材』で『特別な存在』なわけです。
ところが、体が資本のこの業界…終身の職業ではない…つまり『引退』という出来事がすべての選手にやがては訪れ、彼らの輝かしい人生に突然断崖絶壁となって立ちはだかる事になるのです。
さて!!その時ヒーローは???…となるわけですが…
ロマンス小説の世界では、カッコイイ男達が続々と登場するシリーズものとして、軍隊をはじめとする公安モノが、80年代から定番としてありますが、このプロスポーツの世界を舞台にしたアスリート☆ヒーローものは、よりリアルで立体的な印象を持ちました。
ロマンス小説に登場するヒーローは、良くも悪くも、その強烈な個性で、ヒロインと読者を魅了し、絶対的な存在として君臨し続けています。
「あなたがいたから」では、「絶対的な存在」としてのヒーローに、人生のターニングポイントを迎え、人生の岐路を決定する時に、HQモノのメインテーマである結婚によるハッピーエンドを選択させる事で、ロマンスストーリーの究極の完成系をみせてくれているのでは??、と思うのです。
危険を愛する男たち スーザン・ブロックマン
LS-43 私のプリンス
LS-45 あの夏のヒーロー
LS-47 希望は君の瞳の中に
LS-75 招かれざる求婚者
LS-77 誇り高き微笑
LS-79 禁断の口づけ
LS-109 遠き日の英雄でなく
LS-111 希望への旅人
LS-113 ラッキーをつかまえろ
LS-149 大いなる誘惑
LS-222 孤独を抱いて眠れ
米国海軍特殊部隊 SEAL(シール)に所属する男達を主人公にした、秀作揃いのシリーズです。
文庫のトラブルシューター・シリーズからブロックマン・ファンになられた方は言うまでもなく、彼女のディザイア作品を読んで
「なーんだ、ブロックマンって大したことないじゃん」と落胆された読者の方にも
是非、お薦めしたいですね。
読んで損はありませんよっ☆★☆★☆
伯爵夫人の出自 ニコラ・コーニック (HS-254)
原題は「The Penniless Bride」。
邦題の『出自』という言葉の意味を知らずに調べてみて、思わず自己嫌悪(*_*)
社会人としては、知っておかなきゃなりませんでしたなぁ。
「伯爵の新妻のご出身は?」というわけで、お貴族様のヒーローと煙突掃除人の娘のヒロインとのお話です。
ニコラ・コーニックは、ハッピーエンドが必須であるHQにおいて、ヒストリカルでは最も難解なテーマであろう「身分違いの恋」に挑戦しています。
ヒーローとヒロインを結びつけるために、いくつかヒロインの生い立ち等々に工夫が施してあります。
その「工夫」に気づいたとき、ああ…もともと「階級の違う男女が結婚する」という事は、現実としては、めったに起こることではないのだなぁ…ということを悟ってしまいましたが(苦笑)
昔は「育ち・階級が違う」ということは「精神的に次元が違う」という事だったのですね〜
ヒロインにはお兄ちゃんがいて、これまたこの兄貴がいわゆる「水もしたたるイイ男」
「肩幅はヒーローより広い」なんて設定になっております。
これもまた「労働者階級のヒロインの兄」と「支配階級のヒーロー」との、身分の違いをある意味象徴するものなのでしょう。
…でも、タッパと肩幅と胸板の厚さは物語中でヒーローが☆No.1☆でないとねぇ〜
ただいま家事を修業中
パトリシア・ノール I- 904
家事などしたことのないお嬢様が牧場へ行って奮闘します。
ヒロインが可愛くてマル○
クスッと笑える、こういうお話 大好きです♪
聖女と堕天使 ビバリー・バートン LS-224
これまで刊行された狼たちの休息シリーズの中から、ベスト作品として選んでみました。
裏切りの結末 ミシェル・リード
結婚7年目の夫婦を訪れた危機を描いた作品です。
17歳で結婚したヒロインが、夫の浮気疑惑をきっかけに結婚生活を見つめ直し成長するところが好印象でした。
十字の刻印を持つ二人 アニタ・ブレイクシリーズ@ ローレル・K・ハミルトン (ヴィレッジ)
エロティック・ホラー??なのかな・・・
どういう範疇に入るかはよくわかりませんが、ロマンス系の作家さんたちに評判がよいシリーズだそうです。
脳天直撃の美形ヴァンパイア、ジャン=クロードと
チャイナドールのような外見ながらタフでクール、
でもやさしく柔らかな心根のヒロイン、アニタに
もう、すっかり虜です♪
次の作品が待ち遠しい〜〜〜〜〜〜。
シリーズロマンスとは全く趣が異なり、ロマンス色は薄いですが、登場人物がユニークで、ストーリーも巧みなので、是非読んでみて下さい。。。
<マクグラス・ブラザーズ・シリーズ> ロクサナ・セントクレア
D-1087 君がくれたメッセージ
D-1091 消えない情熱
HOTでテンポが良く、いかにもアメリカ的なユーモアがちりばめられた、ディザイアらしさの光る二作でした。
ドロドロ・ネチネチした陰湿な負の要素が一切ないので、ストレスフリーで楽しめます。
さて、三兄弟の長男、キャメロンのお話が刊行されるのはいつでしょう?
有明の別れ 南条範夫
ハーレクインではありません。平安文学(ロマンス)です。
ヒロインは、男として育てられた、いまや今を時めく美貌の貴公子。ヒーローは、帝です。
あからさまな表現などありませんが、艶めかしく・妖しく、熱い物語です。
同じ時代の『落窪物語』がお子様も読めるロマンス小説とすれば、此方は『源氏物語』と共に大人向けのロマンス小説ですね。
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