2004下期 ザ・ベスト投票
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投票された作家、およびタイトル (作家あ〜順)
■ 内容のコメント
女王の娘 アイリス・ジョハンセン
ヒストリカル、それもエリザベス女王のころのイングランドとスペイン、フランス、スコットランドが互いに牽制しあっていた、あの時代。
これだけで、わくわくしちゃうのに、ヒーローはスコットランドの孤島の領主である伯爵で、しかも海に出ればパイレーツに早変わり!!
セクシーで強くって、ヒロインじゃなくたって、クラクラします♪
ジョハンセンならではの、ストーリーの確かさ、面白さで、超お勧め。。。
スコットランドの美しい風景描写も素晴らしいです。
心のともしび イヴォンヌ・ウィタル
非常に古い作品です。
ヒロインは父親との二人暮らしで、小さいころに視力をなくしている。ある日魅力的な声をもつヒーローと出会い恋におちるが、ヒーローに横恋慕するライバルの仕業で彼の愛情を失う。そして自暴自棄になったヒロインは命をおとす危険性の高い視力回復の手術にふみきってしまう。手術はなんとか成功したものの、彼女はヒーローの存在やそれに関わることの全ての記憶を失い、第二の人生を歩むことになる。
そして出会った素敵な男性・・・彼女は彼に心を奪われるが、父親から聞かされた昔の彼の存在が彼女を悩ませる。かつて命をかけて愛した男性のまぼろしと今現在愛する男性に翻弄されるヒロイン。やがて彼女は、ある疑惑が引き金となって記憶を取り戻す。そこには衝撃的な事実が・・・!
哀愁のシカゴ
シリーズ ウエンディ・ロズノー
「シルクの誘惑」、「大富豪の賭」、「天使の復讐」
HQのロマンスらしからぬ、マフィアの抗争がらみのストーリー。この3部作は3冊で一つのストーリーを描いているので、登場人物も1作目の印象と3作目の印象ががらっと変わるほど、深く掘り下げています。
HOTでスリリングな展開は、まさにハリウッド映画のようで、これまでのロマンスとは一線を画す、一味違ったロマンスを楽しめるシリーズです。
ただし、難点もあります。
脇役に登場する日本人(?)女性の描写は、いまだに
東洋と西洋の文化の差をこんな風に見ているの???と絶望的に悲しくなるようなものです。
まあ、これもご愛嬌・・・と、笑って読める余裕を持っていらっしゃれば、問題はありませんが・・・
全体的に良くできたストーリーなだけに、ちょっぴり残念です^^;
君なくて エマ・ダーシー
ヒーローが、ヒロインを一途に思うんですが、これがヒーローの経歴からいって、ヒロインに信頼されない。絶望のあまり、ヒーローは、ヒロインからすると信じらんない行為に出ます。
これではじめて、ヒロインは、自分をこんなにも思ってくれている!と気がつくのです。(設定その他は説明しない方が、これから読む人にとってはいいと思いますので、あえて書きません。)
エマ・ダーシーの中では、一番強烈に思い出す作品です。切なくて泣かされました。
古い本ですが、大好きな作家で、新作のたびに買いますが、エマのこれ以上の作品はまだないと思います。
嵐のまえぶれ キャサリン・ジョージ
弱い部分を見せるヒーローがとってもチャーミング。内容にも無理がないと思う。
ユダの接吻 (I-90) サリー・ウェントワース
これは、オススメというべきではないかもしれません。
でも、衝撃的な内容でHQらしくなかったので、強烈に覚えています。
ヒロインは無実の罪で数年間服役します。そして彼女の無実を信じてくれなかったヒーローに復讐するのです。出所後、整形手術を受けて名前も変えて、別人として彼の前に現われるヒロイン・・・!
これ、LSじゃなくイマージュなんですから・・・。ヒーロー失格気味の部分もあり、ヒロインへの同情もあるので、ワーストではないと思いますが、とにかく、イマージュのほんわか気分で読んでいくと、頭をガツン!とされてしまうくらいのショックでした。
サリー・ウェントワースのイマージュは、古いものですがほとんど、こういう衝撃的な内容の話が多いです。アル中一歩手前のヒロインとか、信じられないくらいナルシストで、とことんわがままお嬢さんヒロイン、とか。ちょっと、いままでのパターンのストーリーに飽きたかな?と思ったら、読んでみて下さい。読後、あんまり、いい気分にはなれませんが・・・。
追わずにいてくれたら サンドラ・ブラウン
これまでは、ハーレクイン作品ばかり読んでいたので、彼女の「サスペンスの女王」ぶりが分かっていなかった。でも、この作品で一気に開眼!!
記憶喪失のいわくありげなヒーローと、なにか秘密を隠している子持ちヒロインの逃避行。
スリリングなストーリー、熱いロマンス。
そして、最後に明かされる驚愕の事実。どこをとっても一級品!!
しかも後味が爽やかで、思わず脱帽の小粋なラストに、感激でした♪
その腕に抱かれて サンドラ・ブラウン
この本を手に取ることがなかったら「まきハウス」さんにもご縁はなかったことでしょう。
私にとっては「HQのファーストインプレッション」でございまして、この小説の読破直後は「ロマンス小説はこんなに面白い読み物だったのか…今まで無視していたなんて、なんて愚か者だったんだ!!」と今までのロマンス小説抜きで過ごした歳月を大いに悔やみました(^_^;)
この小説の舞台ニューオリンズのロマンティックでオシャレな雰囲気・美しく謎めいていてかつ勇気と気骨のあるヒロイン・そしていくつもの難題の壁に打ち当たりながらも真実とヒロインとの愛を追求するヒーロー・さらに最後まで息を抜けないストーリー展開は、この後私がさらに出会う事になったHQモノの典型だったのだ!と知らされました。
恋愛小説嫌いで女流作家嫌いの私の価値観を180度変えてしまった一作でございます。
さて、この小説は日本では文庫化される2年前に原題と同じタイトル『フレンチ・シルク』の題名でハードカバーで出版されていたいきさつがあります(地元の古本屋さんでこのハードカバーを偶然見つけ、文庫を持っているのに買ってしまいました^^;当時はそうとうキテましたよ…)
これはグチですが、どうして『フレンチ・シルク』の題名のままで文庫化されなかったのでしょうか。
…というか、S・ブラウンの日本語訳版権を持つ集英社と新潮社はどうしてあのようなヘンテコな日本語タイトルを次々とつけるのでしょうか??謎です。
曇り時々ラテ ジェイン・アン・クレンツ
なんてったってヒーローのサムが最高!!
物語の冒頭、オタクな彼とヒロインのデズデモーナのの会話にブハハ!!と笑ってから最後まで、ぐんぐん一気読みです。
人間コンピューターだのアンドロイドだの、言われているヒーローの真の姿を見抜いて、支えて愛しちゃう・・・ヒロインの洞察力と包容力に感動です♪
そして、この作品を盛り上げているヒロインの家族にも乾杯!!
役者家族の一癖も二癖もある面々をきっちり描写しているクレンツさん・・・あんたは偉い!
笑って、笑って、感動したい方に超お勧めの一冊です。
誘惑者 ジェシカ・スティール
ジェシカ・スティールの作品って愛の告白シーンがやたら長くて、もうその変にしておいて!って思うこともしばしば。
30P以上にわたって「あの時こう思ってたんだよー」とか「あの時どう感じてたのー?」とか、細部にまでわたる、やたらめったら詳しい告白なんですー。ただヒロインが純情でかわいいーなーと思えるから許せます。
この作品はそういった意味では驚くほど簡潔。最後の数ページだけでヒロインは陥落です。
初期の作品は結構あっさりしてたのかな?でも彼女への愛情をしめす完璧な「オチ」があって、思わずうーんそうきたか!とうなっちゃいました。
そのドアの向こうで シャノン・マッケナ
エロティック・サスペンス!!!なので、すごくHOTなシーンが満載ですが、ストーリーの方もしっかりしていて、ヒーローの苦悩がきちんと描かれていて、後半は涙無しには読めません。
また、脇を固める面々も丁寧に描写されているので、物語に深みがでているし、エロティックだけじゃないよ〜〜と声を大にして宣伝しちゃいます。
HOTで泣けるお話!!大好き♪
ヒーローを助けた脇役のストーリーもあるので、こちらの邦訳が待たれます。
傷ついたレディ シャロン・サラ
久しぶりに最初から最後までだれることなく楽しめた一冊でした。
残念ながら、翌月に出たスピンオフの「夜だけの恋人」はハズレでした…
希望は君の瞳の中に スーザン・ブロックマン
今更解説するまでもないとは思うが、この作品は【危険を愛する男たち】というシリーズの一作で、特殊部隊シールに所属するヒーローが主人公。
大抵HQのヒーローは、肉体的に恵まれている設定が多い。しかもこのシリーズは特殊部隊員が主役だから、肉体的にも、精神的にもぎりぎりまで耐える訓練済み。
ところが、この作品のヒーローは、任務中に負傷して、足が不自由になり、ハンディキャップを背負うことに・・・・・・。
この苦悩が凄い。圧巻の描写で、グイグイ引きこまれる。また、最終的にハンディキャップが解消されるというような、甘い展開でもなく、生きる厳しさを問う力作となっている。
余談だが、作家自身が感じているらしい、兵士に対する国家補償への不満もさらりと書かれていて、社会派のロマンスでもある。
でも難しく考えず、感動!!してください♪
遠い夏の英雄 スーザン・ブロックマン
泣いた、笑った、興奮した!
久しぶりに面白い本に巡り合えた。
読み始めたら最後、途中で本を置くことが出来ずにラストまで脇目も振らず一気読み☆
お蔭で翌朝は目がしょぼしょぼに・・・。(*_*)
米海軍特殊部隊SEALの精鋭達を率いる隊長・トム・パオレッティと小児科医ケリー、幼馴染で惹かれあっていた二人の16年ぶりの再会。
ケリーの父親とトムの大叔父が誰にも語らず60年間心に封じ込めてきた出来事。
トムの姪マロリーとオタク青年(笑)ディヴィッドの瑞々しい恋。
現在と過去、三つのロマンスがラストに向けて進行し、絡み合っていく。
ボストン近郊の海辺の町を舞台に、死んだはずの国際テロリストの企みを阻止すべく繰り広げられるサスペンスと、人間ドラマ。
第二次世界大戦中、ナチス占領下のフランスでレジスタンスと共に地下活動を行った二人のアメリカ人男性、そして禁断の恋。
それぞれに魅力的で不器用な登場人物たちが、大切な人と心を通い合わせることがなかなか出来ず、葛藤するところがなんとも切なくて・・・あぁ(涙)。
癌で余命いくばくもない頑固な老人がね・・・・・、たまらなく良くて!
憎まれ口一つたたくにも、ブラックジョークが効いていて笑えちゃう。(^m^)
最も悲惨な状況で咄嗟にどういう行動をとれるか、それで人間性が明らかになるってことですね。
まるでHQのアタリ本を3冊立て続けに読んだ後のような幸福感。(^-^)
(↑実際、滅多にないことなのだ。)
RWA(アメリカ・ロマンス作家協会)の読者人気投票第一位というのも頷ける。
トラブル・シューター・シリーズ第2作目、「沈黙の女を追って」も早く入手して読まなくちゃ!
スペインの光と闇 パトリシア・ウィルソン
この作家はたいてい全部お勧めなんだと思うんですが、あえてあげるとしたらこれかな?
パトリシアはロマンスの王道☆ヒロインはとことん美しく優しくけなげで、はかなげな妖精のような魅力の持ち主。一方、ヒーローはとことんハンサムで逞しく当然、富も名声ももち、・・・
あとは性格はいろいろですが、共通するのはヒロインを一筋に追いかけるってことかな。ヒロインを獲得するための手段は選ばず、時として脅迫や陰謀までめぐらせます。
ここまで男性に思われるなんて、えらいこっちゃです。現実には「絶対」ありえない、ロマンス小説だからこそのドキドキがつまっている作家だと思います。どの作品も似たり寄ったりの展開ですね。
こういうストーリー展開が好きな方にはオススメだと思います、はい。
四世紀の恋人 へザー・グレアム
クリスマスにぴったりの輪廻転生が題材の不思議系のストーリー。
アイルランド系のリッチな大家族・・・ヒロインを狙うのは??現代に生きるヒロインの危機を救えるのは、前世で夫だったヒーローだけ・・・現実主義のヒーローくん、早く輪廻に気付いてね。。。
ストレートにどんどん進むストーリーで、ラストまで飽きさせずグイグイ引っ張ります。
ちょっと疲れたときに読むと、癒されます♪
恋人のふりをして ペニー・ジョーダン
ヒステリックじゃないヒロインと、色弱のため見た目が格好悪いヒーローで、P・ジョーダンにしては珍しい設定の可愛らしい話。
復讐志願 マーガレット・パージター
最近とっても笑える本を見つけました。マーガレット・パージターの「復讐志願」です。
ヒロインは、ヒーローに身体を奪われたうえ、翌朝には惨めに捨てられます。しかもお金が残されて、、、(この時点ではヒロインがけなげで気の毒でかなり同情しました。)
ヒロインは意気消沈して、田舎の家で身を隠すように暮らしはじめるわけですが、そこになんと自分を捨てたヒーローが傷を負いフラフラ状態で登場、驚く彼女に、「助けてください。今車にひかれたみたいなんです。」と言います。
病院での診断結果は、傷はすぐにも回復するが記憶をうしなっているということでした。(そしてここから彼女の「復讐」が始まるんですが、笑いますよー。)
ヒロインはヒーローの記憶が戻るまで、彼を自分の家で雑用係として働かせます。(「使用人」扱いが陰湿で冷酷ぅ。)
風呂の時間が長すぎるだの、使用人はリビングに入ってはいけないだのと嫌みを言い、彼の着る服を村人の中古で調達し、まだ傷も癒えないのに外での重労働を強制し(、、、女って恐い!かわいそすぎ、ヒーロー。)と書いたところで、この先はまきハウスで買って読
んでください、と言っておきます。
私という名の他人 マーゴット・ダルトン
いわゆる記憶喪失もの。なんですが、社会派ドラマありサスペンスドラマあり、と枠に入りきれない広がりがあります。ちょっとせつなくなる一冊です。
愛人関係 ミシェル・リード
ミシェルのストーリーは、どれを読んでもイギリスロマンスの王道って感じがするので、実はどの作品でもベストに値すると思っています。
その中で、一番すきなのがこれ。
傲慢なヒーローを一途に愛すヒロイン。秘書であり、彼の恋人でもあるのですが、彼は結婚を望んでいない。そんな時、妊娠が発覚!愛する人の子供を産みたいばかりに、彼の前から姿を消そうとするヒロイン。お決まりのパターンです。
脇役のヒロインの母とその再婚相手の義父がいいんです。ヒーローの母も魅力的。エピローグは一番のお気に入り。この赤ちゃんの将来が楽しみです。
ミシェル、書いてくれないかしら??
カサノヴァの素顔 ミランダ・リー
ヒーローがヒロインを一途に思いつづけている設定が、もうそれだけでGOOD。ヒロインは別の男性と同棲を繰返して都合のいい女になってしまっているんですが、そんな彼女をいつまでもそばから。あるいは遠くから見つめている。
ヒロインにとってはヒーローはハンサムでセクシーすぎて、自分には向かないと最初から決め付けてるんですよね。感情のすれ違いが切なくて、読ませます。
イマージュですが、セクシーな場面満載で、どっきどき。こんなヒーローに、とことんこんなふうに、思われてみたいっ。
ペルセウスシリーズ リンゼイ・マッケンナ
シリーズ名です。本の題名ではないのですが、このシリーズもう18冊位でています。
モーガン・トレイハーン率いるペルセウスという名の正義の秘密組織(?)メンバーのラブストーリーです。
ここの出てくるヒーローの、まぁ、自分を殺してもヒロインを愛する、というか、包み込むような愛情に、もう、くらくら☆こんな男性、現実にいるわけないっ!と思いつつ、このシリーズには、ごろごろでてくるのです。いわゆる理想の男性像、とでも言うのでしょうか。
もちろんヒロインも、それにつりあうだけの優しさと強さと美しさを持っています。読み終えたときに、切なくて優しい気持ちになれます。
・・・内容は「軍事ロマンス」と言うジャンルなんだそうですが。1冊読むと、全部集めたくなるシリーズです。作家のライフワークだな、きっと。続編も出るに違いない!?
悲しみにさようなら リンダ・ハワード
首を長〜くして待っていたリンダの最新刊。
一気に読了してしまうのはもったいないので、一字一句逃がさぬよう、じっくりと味わいながら読み進めた。
それでも一晩で読みきってしまった・・・(;_;)
-------号泣。
この一作で、リンダの新たな一面を見せられたような気がする。
これ程まで心に残る素晴らしい小説を披露してくれるなら、彼女の次の作品が出版されるのを喜んでまた一年待ちましょう。
待ちますとも!
あらすじや、私如きの余計な感想は、未読の方のために、差し控えておこう。
本の後書きも、絶対に事前に読むべきではない。
一言書き添えるなら、あの訳者の後書きは(私に言わせれば)不要。
興醒めだった
青い瞳の狼 リンダ・ハワード
『二度殺せるなら』と『青い瞳の狼』は私にとって、リンダ・ハワードのファースト・インプレッションでした。
私がはじめてのリンダ・ハワードものとなるこの2冊を読んだ2002年春は二見文庫とビレッジブックスから続々とリンダものが発売されていた最盛期で、当時はまったく知りませんでしたが、久々に日本HQ社からもマッケンジーものの最新作『危険な駆け引き』が出た直後だったようです。
『二度…』のヒーローであるチャスティン刑事よりもヒロインのカレンよりも、チョッとしか登場しないけれど強烈な印象のジョン・マディーナとCIA特殊工作部の面々がカッコよくて大変気に入りまして、続編の『青い…』を急いで仕入れ、ワクワクしながら読みました(*^_^*)
リンダ・ハワード物の日本語訳版を全部読んだ現在でもこの作品が一番好きな一作です。
私はこの時まだHQ社の新書モノを読んだことがなかったのですが『青い…』でHQ式のロマンス小説独特なストーリー展開を本物のHQを読む前にこの小説で初体験してしまったのです(笑)
まず、ヒロイン・ヒーローの両サイドの立場から平等にストーリーが語られてゆく展開…私たち読者は両方の思惑を知らされるわけで「こんな読み物☆初めてだぁ!!」と驚きました。
それから圧倒的なヒーローのかっこよさ(*^_^*)
今でもマディーナがHQモノのヒーローの中で一番好きです(*^_^*)
ヒロインのニエマもとても好きなキャラクターです。聞くところによるとこの『青い瞳の狼』は日本のリンダファンにはいまいち不評のようです…HPのファンサイトや「アマゾン」の読者評価も☆が少ないようですし…その原因のひとつは「ヒロイン」だとか(苦笑)
しかし、この小説の中ではヒロインの魅力は、なんと3人の「イイ男たちの目」を通して三様に語られ、表現されていくのです。これは読んだ当時、かなり新鮮でしたよ!!なるほど、こういう形で複数の男性に語らせるという表現もあるのだなぁ…と。
あと、リンダものの特徴である「全編の内、特にある一場面を徹底的に描写する」というスタイルも出てきて、非常に面白いな…と感心しました(この小説では、裸足同然で何キロという道のりをロードワークで逃走する…というシーン)
この表現方法については、その描写力で「凄いなぁ」と思ったのは「ダイヤモンドの海」でした。
重傷で岸辺に流れ着き、意識不明の巨体のヒーローを愛犬と力を合わせて湖畔の自宅まで引きずって運ぼうとするヒロインの行動をリアルに再現したあのシーンは忘れられません。
そういえば『ダイヤモンドの海』と『青い瞳の狼』は設定がほとんど同じなんですね…
「ダイヤモンド…」をコミカルにアレンジすると『青い…』になるのでしょうか…ううむ…面白い…
パーティーガール リンダ・ハワード
90年代に入って米シルエット社以外からも出版多数となったリンダ物の中で、最も秀作といえる一冊ではないでしょうか…。
1ページごとに楽しめて、一行一行無駄なく且つ丁寧な進行ぶり…非常によくまとまっていて、独特のリズム感があり「読み物」としての完成度が高い…ロマンス小説の域を超えた作品とさえ言ってしまいたい一作に思えます。
HQ系のロマンス小説はコアなところが魅力ですから、少々八方美人的でHQから遠く離れてしまった印象もあるので『ロマンス物の濃厚さ』を所望されるファンからは不評かもしれません。
また、あらすじに関しては特にラストはご不満に思われ方も多々いらっしゃるでしょう(ここまで丸く収めてしまってよいのか…と。)
私は、ヒーロー「ジャック」の描写がお見事だと思います。彼のセリフや仕草が、映画やドラマの台本の如くナチュラルであるにもかかわらず、ヒーローとしての「みえ」もしっかり打ち出されている。
また、完結な表現に徹した上で、ひねりを効かせた脇役のキャラクター描写の充実ぶりも、リンダの筆力のテクニックの高さを感じさせられます。
「ベストセラー作家の余裕」を感じさせる一作です。
眠りの国の魔女 ルース・A・スミス
ヒロインは早々と昏睡状態に陥ってしまい、どちらかと言えば主人公はだんな様のジェイク。
悲しみに打ちのめされながらも孤軍奮闘する彼に美人弁護士の誘惑の手が・・・。
ハラハラ・ドキドキ読み応えタップリです。
秘めやかな約束 ローリー・フォスター
ローリーのHQ以外の作品第一弾です。
これが、いいんだな〜〜!!太めちゃん応援歌ともいえるし・・・^^
太めであることにコンプレックスを抱いている、オクテのヒロインが、憧れのヒーローを守ろうと果敢に奮闘する姿が、とってもキュート♪
そして、この二人は秘密の約束をかわすのです・・・オクテのヒロインがいきなり○○の奴隷に?!
読んでいて、とっても楽しく、読後感も爽やか〜〜〜。でもね・・・HOTなシーンが満載なので、読んでいる最中は、周りが気になるかもよ〜〜フフフ
■ ワースト本
ユニコーンの花嫁 クレア・デラクロア
この作品、評判良いしヒストリカル文庫でも真っ先に、文庫化されたんだけど・・・
私としては、このヒーローどうにかして〜〜!!!って感じ。
やることなすこと全部裏目で、思わず「こんな男についていったら、あかんで〜〜!!」とヒロインに叫びたくなる。
プライドは高いけど、生き残る為のしたたかさが無く、お育ちのよいぼんくら。
異論はあるかと思いますが、あえて書きました。
レディと野良猫 ベサニー・キャンベル
“我が子のためには、猫を盗んでも仕方ない”などと、平気で考えられるヒロインに思いっきり嫌気がさした。ヒーローもミュージシャンという職業からか、やけに軽くて好きになれず、何度途中で読むのをやめようと思ったことか…。
結局ヒーロー,ヒロインのどちらも猫が欲しい(理由はそれぞれ)ので、結婚したという最後まで好きになれなかった話でした。
親愛なるダディへ マーゴット・ダルトン
ヒロインがヒーローを自分の思惑どおりに作り替える話。ヒロインは全く非がなく、ヒーローの性格は全否定。げーっ。
■ 分類不能
ラブ&ミッションシリーズ
「偽りの任務」シャロン・サラ ○
「愛という名の疑惑」カイリー・ブラント ○
「砂漠の熱い夜」アイリーン・ウィルクス ×
寸止め状態のシーン満載。イライライライラ・・・。
「顔のない恋人」ビバリー・バートン △
「明日への約束」ロビン・エイモス ×
ヒーロー、ちゃんと仕事しろよ・・・。
「夫という名の他人」カーラ・キャシディ △
シリーズの主題(?)、ボスを破滅させようとしている男を捕まえるのは、どうなったんだ?
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